１月６日（日）
半年振りにタイから娘夫婦と孫が来ているので、普段と違って毎日があわただしく過 ぎる。娘の亭主がパソコンのハード・ディスクを増設してくれたり、配線をやり直し てくれた。二十世紀文庫の技術力にあきれはて、このままではどうしようもないの で、何とかしないといけないと思ってくれたようだ。ありがたいことだ。

１月９日（水）
長いサラリーマン生活を終えて、昨年９月に二十世紀文庫を開店して、早４ヶ月。充 実した日々が続いている。昔の文句「夢か、現（うつつ）か、幻（まぼろし）か」を 使うと、サラリーマン生活は「夢か幻」だったような気がする。今の古本屋の生活が 「現（うつつ）」だと感じるのは、お客様の「注文」に対して確実に本を提供してい る実感からだろうと思う。